テクニカル分析を学ぼう(4)
・ゴールデンクロス、デッドクロス

短期の移動平均線と中期の移動平均線を用いる事によって典型な買いのサインと売りのサインを得る事ができます。買いのサインの事をゴールデンクロス、売りのサインのことをデッドクロスといい、この2つのサインは株式投資でもおなじみのテクニカル分析です。見方が簡単である為、初心者でもトレンド転換を判定するために利用しやすい方法です。 考え方としては、期間の違う2本の移動平均線を同時に見る事によって、2本の線の重なる様子や離れる様子から値動きのトレンドを見つけるというものです。使う2本の短期線と中期線の期間設定は、それぞれの投資法に合わせた設定をすることが重要です。
簡単に言えば、短期線が中期線を下から上に突き抜けたときには買いのサインとなり、短期線が中期線を上から下に突き抜けたときには売りのサインとなります。 「なんだ、たったそれだけか、簡単じゃないか」と単純に考えすぎると間違います。正しく判断をするためには中期線の向きも重要となるのです。中期線が上向く前に短期線が下から突き抜けたゴールデンクロスや、中期線が下向く前に短期線が上から突き抜けるデッドクロスは、一時的な値動きであってトレンドの転換までには至らないことも多いのです。トレンドの方向性をより強く示すのは短期線より中期線ですから、中期線の向きには注意しておきたいものです。
グランビルの法則
・移動平均線を用いたチャート分析の基本的な方法に
グランビルの法則があります。これは、移動平均線の傾きとレートの位置関係に着目した分析方法であり、移動平均線を使った分析方法の中では基本的かつ重要なものなので、ぜひ覚えましょう。グランビルの法則は株のチャート分析の王道的な理論であり、これが為替にも応用できるのです。 使用する移動平均線は中期線であり、期間には21、50、90、200などが良く用いられます。これを用いて、どのように買いのポイントと売りのポイントを見つけるのか見ていきましょう。
・買いのポイント
1、 移動平均線が横這いの状態から上向き始めたときに、終値が移動平均線を下から上に抜いたとき。
2、 移動平均線が上昇しているときに、終値が一旦移動平均線を下回り、再度上に向かって抜くとき。
3、 移動平均線が上昇しているときに、移動平均線より上に終値があり、移動平均線に向かって下降してきたが交わる事は無く、再び上昇に転じたとき。
4、 移動平均線が下降し始めたとき、終値が移動平均線を下回り、大きく下に落ち込んだとき。 この4点が買いのポイントとなります。
・売りのポイント
1、 移動平均線が横這いの状態から下向き始めたときに、終値が移動平均線を上から下に抜いたとき。
2、 移動平均線が下降しているときに、終値が一旦移動平均線を上回り、再度下に向かって抜くとき。
3、 移動平均線が加工しているときに、移動平均線より下に終値があり、移動平均線に向かって上昇してきたが交わる事は無く、再び下降に転じたとき。
4、 移動平均線が上昇し始めたときに、終値が移動平均線を大きく上回り、大きく上に離れたとき。 この4点が売りのポイントです。

■テクニカル分析を学ぼう(5)(要約)= RSIは、一定期間における価格の変動幅から、相場の「買われすぎ」と「売られすぎ」を%であらわしたテクニカル指標です。ボックス相場の逆張りに強く、買いと売りのタイミングを計るときに役に立つ指標です。また、RSI50%付近での揉みあいが起こったときには相場が大きく反転したり、大きな手練度が形成される事もあるので注意が必要です。 MACDはスムーズ化された移動平均を使用したもので、EMAという今の時点から近い値にウエートを置く移動平均線を使います。上下一定方向に動くトレンドでは、MACDの線とシグナルの関係から、買いのタイミングと売りのタイミングを図る事ができます。小幅なもにアイや小さなレンジ局面では使えないので注意が必要です。

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