テクニカル分析を学ぼう(3)
・フィボナッチリトレースメント

非常に強い上昇トレンドが合ったとします。チャートはぐんぐんと上昇を描き、あるところで止まって値下がりに転じます。こんなとき、いったいどこまで値下がりをするのか知りたいと思うことでしょう。そのようなときに目安となるのがフィボナッチリトレースメントなのです。 フィボナッチ数列は高校の数学Bの数列の単元でも学びますが、黄金比を導き出す事のできる数列として知られます。自然の中で私達が美しいと感じる形、例えばパルテノン神殿やピラミッド、ノートや名刺、果ては美しいと感じる女性の顔まで、すべて黄金比に当てはまっているのです。ちなみに、フィボナッチとはレオナルド・フィボナッチという、13世紀のイタリアの数学者のことです。 フィボナッチリトレースメントを使う手順を説明します。
まず強い上昇(下降)トレンド始まりから天井(大底)までを100%として認識して下さい。底から値下がりに転じるわけですが、100%とした上昇トレンドが強い上昇トレンドだった場合には、その値下がりは100%とした範囲のうちの38.2%の地点で押し(戻り)となり、弱い上昇トレンドだった場合には100%とした範囲のうちの61.8%の地点で押し(戻り)と成ります。強いか弱いか微妙な上昇トレンドの場合には、100%とした範囲のうちの50%付近で押し(戻り)となります。 ちなみに、これはあくまで確率論であり、どのような場合でも確実にぴったり38.2%や61.8%のチタンで止まるという事では有りません。しかし、「そうなる確率が高い」ならば、妄信しない程度で大いに参考にするといいと思います。
移動平均線
・移動平均線とは
指定した一定期間における価格の平均値をあらわした線であり、テクニカル指標の中でも最も重要なものとされています。なぜならば、移動平均線を見る事は、トレンドを把握する上で非常に役立つからです。 移動平均線には単純移動平均線、加重移動平均線、指数平滑移動平均線がありますが、基本的に使用するのは単純移動平均線です。
普通のチャートを見ているとローソク足チャートは絶え間なく変動しているものであり、細かく波打ったり大きく波打ったり、一時的な急落や一時的な高騰などが混在しているので、相場が今後上昇するのか下降するのか、非常に分りにくいものです。しかし、移動平均線を使えば、細かな浪打ちなどのわずらわしい動きが排除されるため、相場の流れを非常に把握しやすくなります。 移動平均線とローソク足チャートで大まかなトレンドを把握する見方を教えましょう。
1、 移動平均線が右上がりになっており、なおかつローソク足チャートが移動平均線より上に推移している場合→上昇トレンド
2、 移動平均線が右下がりになっており、なおかつローソク足チャートが移動平均線より下に推移している場合→下降トレンド
3、 移動平均線がとこ倍になっており、ローソク足チャートも移動平均線の上下を行き来している場合→ボックス相場 また、各トレンドにおいて、移動平均線は支持線や抵抗線になりえるということも覚えておきましょう。

■テクニカル分析を学ぼう(4)(要約)= 移動平均線を用いたテクニカル分析には様々なものがありますが、ゴールデンクロスとデッドクロスは有名です。株式投資でもおなじみのテクニカル分析であり、トレンド転換を判定するために用いられます。ゴールデンクロスは買いのサインであり、デッドクロスは売りのサインです。短期の移動平均線と中期の移動平均線が、どのように交わっていくかによって、トレンドの転換を発見する事ができます。 グランビルの法則は、移動平均線の傾きとレートの位置関係に着目した分析方法であり、会のタイミングと売りのタイミングを知る為に役に立つ方法です。本来は株式投資のチャート分析おける王道的な理論ですが、これを為替にも応用する事ができるのです。売買のポイントをしっかりと覚えて使いこなしていきましょう。

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