すべてはドル中心
・世界の基軸通貨は米ドルです。

為替市場は米国が中心となっており、そのため米国の通過である米ドルが中心です。経済指標も米国のものが最も影響力が大きいものです。米ドルを中心に為替相場は動いているといっても過言ではないでしょう。 極端な言い方をすれば、為替相場はドルの動きありきなのです。ドルが売られるか、ドルが変われるかの2択で判断する事も出来るほどです。為替変動のすべてにドルが影響しています。「ユーロ/ドル」の変動であっても、多くの場合はドルが主体となっているのです。 これは、「ポンド/ドル」、「豪ドル/ドル」、「ドル/スイス」などの「ドルストレート」を見ると、ほとんどが同じ方向に動いている事からも分ります。このことは、唯一ドルと同じ規模のものがユーロであることの証拠です。為替相場の全体にしめる「ユーロ/ドル」の取引は、60%を占めるといわれるほどです。為替相場はドルを中心として動き、その動向は「ユーロ/ドル」に最も顕著に現れるということです。
では、「ユーロ/ドル」が上昇したときには、はたして「ドルが売られたのか」、「ユーロが買われたのか」ということが分りにくいものです。この違いを見極める事ができるようになれば、相場は見やすくなります。 上述の通り、「ドルストレート」ではドルが動いたときにほぼ同じように動くものです。ドル買いに寄っているのか、ドル売りに寄っているのかが重要となります。ユーロが売られているのか買われているのか、ドルの動向がどれ程強いのかということを見極める為には、ドル以外の通貨とユーロとの通貨ペアを見る事が適切でしょう。
おすすめは「ユーロ/ポンド」や「ユーロ/スイス」を見る事であり、これに「ポンド/スイス」を加えて分析する事で、より多角度的に観察し、的確に判断できるようになる事でしょう。「ユーロ/ポンド」や「ユーロ/スイス」を用いてポンドやスイスからユーロの強さを見たとき、ユーロ自体が大きく変動していなかったならば、市場を支配しているのはおそらくドルの動向であろうことが判断できるのです。このようなときには大きな流れが出る事も多く、チャンスかもしれません。
ここで一点覚えておきたいのは
・「ドル/円」はクセがあり、非常に使いにくい存在であるという事です。
ほかのドルストレートに数えられる通貨ペアとは違い、「ドル/円」にはドルの強弱がそのまま現れにくいのです。これは日本の企業の貿易による動きなどの実需が占める割合が高いからだと予想されます。 また、「ドル/円」の動向は、ドル以外の通貨と円の組み合わせ(クロス円)の動向に大きく影響するので気をつけたいものです。 日本人のFXトレーダーの多くは、円を売って外貨を買うという取引方法ばかりをする人が非常に多いですが、外貨同士のペアで取引をしたり、外貨を売って円を買うという取引が出来ない頃は非常に不利となります。なぜならば、FXとは結局のところ強い通貨を探すことが目的であるにもかかわらず、「円が負ける組み合わせ」しか選択できないが不利なのは自明の理でしょう。

■ヨーロッパ市場とニューヨーク市場について(要約)= ヨーロッパ市場はロンドン市場がメインとなり、ユーロやポンドの取引が活発に行われています。ヨーロッパで取引が始まると、ヨーロッパで様々な経済指標が発表され、それが為替に大きな影響を与えてくる為、それまでアジア市場で作られた流れが大きく変わる事になりやすいものです。特に、ロンドンフィキシングには要注意です。 ニューヨーク市場は為替市場の中でも最も影響力の大きな市場です。なぜならば世界の基軸通貨は米ドルであるため、世界経済の中心となっているからです。世界3大市場のうちの2つはロンドン市場とニューヨーク市場であるため、この2つが重なって開かれる時間帯は、24時間のうちで最も活発な値動きをみせます。米国経済指標に注目しましょう。

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