相対的視点と絶対的視点
・相場にも相対的視点と絶対的視点があります。

どちらか片方の視点のみで見るのは誤解を伴います。この両方の視点から見る柔軟さが必要なのです。 為替とは言うまでも無く、通貨ペアとして組み合わせた2国間の通貨の相対的な価値をレートで表したものです。様々な相対があります。他の通貨との相対、時間的な相対、今後の思惑への相対、あらゆる相対的な評価によって相場は変動しているのです。 その一方で、どちらかの通貨だけが極端に売買されることがありますが、これは特にドルに対して起こる傾向です。なぜならばドルは世界の基軸通貨であり、世界はアメリカを中心として回っているからです。
そのアメリカの通貨であるドルを主体として為替市場が動いていくのは当然の事です。他の通貨動向とは無関係に、ドルのみが売買されているという状況が生み出されますが、為替相場における絶対的な状況というのは、その通貨が売買されることによって為替相場が大きく変動しているときです。ドルで顕著な傾向であるものの、2008年の金融危機の際には円買いが起こったこともそれにあたります。 そのため、為替相場における流れをつかむのに最も都合がいいのはユーロ/ドルで見る事です。なぜならばユーロ/ドルは為替相場で最も取引が多く、さらにドルに唯一対抗できる通貨はユーロである為、ユーロ/ドルを見る事でドルの動きが分りやすいのです。このように相場を眺めているとき、何かとの相対比較ではなくドルが売買されたならば、それは大きなトレンドをつかむチャンスであると考える事ができます。
次に、確率論について考えて見ましょう。
・投資家は総じて、確率論によって取引をしている事が多く
チャートには投資家の心理が表れていることを考えるならば、確率論は是非とも一考しておくべき事であるからです。 投資家が確率論を好むということは、過去の相場との比較や騰落率などが用いられる事のほか、テクニカル分析がつき物である事からも分ります。テクニカル分析は確率論です。「チャートにこのような動きがあったときには、その後は値上がりする(確率が高い)」ということを知る為に用いられるものなのです。たしかにその確率が高いならば勝負してみたいと思うのが人間の心理というもので、その心理がチャート上に現れるのです。
確かに、平常時は確率論を元に取引を行うことは、なんの指標も持たずに闇雲に取引をするよりも格段にいい取引ができる事でしょう。確率論はFXという大海原を航海するための羅針盤のようなものなのです。 しかし、危険も伴うということも頭に入れておきましょう。どういうことかといえば、確率論では起こりえない、「100年に1度」といわれるような事件が起こったときに、回避のしようがないということです。
「100年に1度」というような大事件ではなくとも、過去のデータからは予測できない様々な変化は意外と頻繁に起きているものです。確率論というものは過去のデータから確率を割り出しているものである為、過去のデータにない事は確率論からいえば起こりえないことなのです。しかし実際には起こっています。これが確率論の落とし穴です。 このことから、確率論はたしかにいい指標になるものの、妄信しては痛い目にあうということを覚えておきましょう。

■余剰資金で取引し、感情移入は禁物(要約)= FXでの基本的な注意点が2つあります。それは、余剰資金で取り組む事、そして自分のもったポジションに感情移入しないことです。 まず前者ですが、投資の世界では冷静な目をもって相場を見ていかなければならないため、精神的に余裕の無い状態で取引をすることは不可能です。余剰資金ではなく、負ければ生活に支障が出るお金で取引を始めたならば、なんとしても負けられないという焦りから、適切なトレードが出来なくなってしまいます。負ける可能性が格段に高くなってしまうのです。 また、ポジションに感情移入するというのは、自分の保持するポジションが、よく思えてしまうことです。実際にはそうではなくとも、なんとなくそう思えてしまうことによって、正常な精神状態での取引が出来なくなってしまうのです。これもまた、負ける可能性が高い取引であるといえます。

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