スプレッドを理解する
・ニュースを見ていると

「現在の東京外国為替市場のドル/円は、105円10銭から105円15銭のあいだで取引されています」などというのを聞いたことがあるのではないでしょうか。関心のないうちは何の事かあまり意味が分りませんし、分ろうとも思わないものです。しかし、いとどFXに志したからにはぜひとも意味が分らなくてはなりません。 まず、為替取引のレートには売値と買値とが存在する事を知りましょう。そして、上の例を用いるならば、105円15銭というのが買値であり、105円10銭というのが売値となります。そして買値と売値の差額である5銭がスプレッドという事になります。ちなみに、このような表示方法のことを2WAYプライスといいます。
もしこの時にドルを買おうと思ったならば、105円15銭で買うことになります。そしてその時点での売値は105円10銭なのですから、買った瞬間に5銭の損が出るという事が分ります。 つまり、スプレッドが存在するかぎり、最初にポジションを立てるときには、必ずスプレッド分のマイナスを抱えた状態でのスタートとなります。そのため、スプレッドが狭ければ狭いほど最初に抱えるマイナス分が少ないという事であり、それだけ投資家にとっては有利となります。
現在は投資家にとって随分優しい時代となりました。FXが導入された当初は取引手数料がかかる上に、スプレッドにも数十銭という開きがありました。しかし現在では取引手数料無料は当たり前であり、ドル/円のスプレッドであれば0銭で提供しているFX業者もあるほどです。個人投資家にとっては悩みの種が少しずつ除かれていっています。 ちなみに、株式投資などの場合には、会社側は取引手数料で収益を上げている為、取引手数料が無料であるFX会社はどうやって利益を得ているのだろうかと疑問に思うかもしれませんが、これは単純な話で、FX会社がスプレッドから利益を得ているのです。つまり、投資家にとってはスプレッドが取引コストのようなものです。
スプレッドは、市場の状況に合わせて変化していきます
・タイミングによって開いたり狭くなったりするのです。
つまり、取引量が多ければスプレッドは狭くなり、少なければスプレッドは広くなるのです。これは当然の話で、取引が多ければ狭いスプレッドで会社は利益を上げる事ができるのに対し、取引量が少なかったならばスプレッドを広くして、1回の取引から多くのスプレッドを回収する必要があるのです。 具体例を示すならば、日本における早朝は取引量が少なく、スプレッドは開いていますが夕方以降になると欧米の市場がオープンして取引が活発になるので、この時間帯はスプレッドが狭くなります。
また、スプレッドの開き具合は通貨ペアによっても違ってくるという事を覚えておきましょう。一般的に、基軸通貨であるドルが絡んでいる通貨は取引量が多いのでスプレッドが狭く、メジャー通貨が絡まないほど取引量は少なくなり、スプレッドは広がります。 そして、スプレッドの値幅を読むときには、全通貨ペアで共通して使うことが出来るpipがよく使われます。

■スワップ金利とは何か(要約)= お金がお金を生む生活、それは投資の醍醐味といえるでしょう。FXにはスワップ金利という精度があり、毎日のように金利を受け取る事ができます。仕組みとしては、通貨ペアを組んだ2種類の通貨の金利差から生じる損益を受け取れるのです。 豪ドルなどは数年前は7%以上の高金利をマークしていましたし、マイナー通貨にいたっては10%以上の高金利となっている事があります。その国の通貨と通貨ペアを組んでいるだけで、毎日のようにお金が入ってくるのです。レバレッジをかけてスワップ金利を狙った投資をするならば、1日あたり数百円のスワップ金利を受け取る事も十分に可能です。 ただし、スワップ金利は為替レートと政策金利によって大幅に変動するので、金融危機の際には今までのスワップ金利の儲けが吹っ飛ぶくらいの損害を受けかねません。その点には注意しておきましょう。

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