日本の季節要因(2)
・季節要因は個人の取引の集積によって起こるものばかりではありません。

日本の機関投資家や企業などといった法人にも、季節に応じた外貨の売買需要があります。 日本の企業のほとんどは新年度を4月に定め、翌年3月に年度が終わります。このため、本決算は3月になります。中間に当たる9月には、中間決算が行われます。そして、あらゆる投資活動も決算年度に合わせて行われることが多いものです。
では年間を通してどのような動きの特徴があるか見てみると、まず4月と10月は期の始めに当たる月であるため、新規の投資資金を用いた投資が始まります。この投資資金のうちの一部は海外に向けられる為、円売りドル買いが行われ、円安の要因になります。この動きは月の初めからいきなり起こるのでは無き、2~3週間たってから本格化することが多いです。 逆に決算期末にあたる3月と9月には、その期に投資によって得られた利益を確定する為、海外に投資しているものを生産して国内に引き戻す動きが現れます。こちらの場合にはドル売り円安が起こり、円高の要因となります。
輸出企業や輸入企業からも目が離せません
・これらの企業には、近年では堅実な運用を行う企業が増えてきている為
年間を通じてコンスタントにヘッジしていく為の方法として為替予約がよく使われます。為替予約というのは、保有している外貨を決まった時期に売却する予定があるときには、円高が進むと為替差損をかぶらなければならなくなるため、それを避けるために、今のうちに対象の外貨を売るレートを予約しておく取引のことを言います。特に輸出企業にはこの傾向が顕著です。なぜならば、輸出企業は製品を海外に輸出して代金をドルで受け取るため、ドル売りの予約をしておかなければ思わぬ為替差損を被る危険が多分にあるからです。 これらの取引は比較的コンスタントに行われているため、あまり季節性は見られません。ただし、休暇前は少々注意が必要となります。なぜならば、ゴールデンウィークや夏休みといった長期の休暇の前には、多少まとまった取引が行われることがあるからです。これは、休暇の間に相場が急変することを懸念しての取引です。
日本企業は、輸出企業と輸入企業とでは、輸出企業のほうが多くなります。そのため、どうしてもドル売り円買いの量のほうが多くなってしまうものです。長期休暇前にドル売り円買いが行われるわけですが、同じ時期には海外旅行によって、個人から盛んにドルが買われます。企業と個人では企業のほうが金額が大きい為、個人のドル買いは相殺される事になります。 ただし、最近ではドル売り注文をおいたままの状態で休暇にはいつ企業も増えています。そのため長期休暇前のまとまったドル売りの量は減っています。したがって、企業のドル売りとは逆方向にあたる個人のドル買いが目立つようになるため、この傾向が強いときには円安ドル高が進みやす環境が生み出される事となります。

■テクニカル分析を学ぼう(1)(要約)= テクニカル分析の最も基本となるのは、支持線と抵抗線を用いる手法です。安値を結んだ線を支持線といい、高値を結んだ線を抵抗線といいます。支持線を突き抜けたときにはチャートは急降下し、抵抗線を突き抜けたときにはチャートは急上昇するという特徴があります。 この特徴を知っていれば、支持線が横軸に平行に描かれたときには、支持線付近で買って、跳ね返ったときに売るという方法も使えますし、抵抗線付近に来たときはチャートに張り付いておき、抵抗線を突き抜けたらすぐに上昇に乗って利益を伸ばす事もできます。 チャートによっては、抵抗線が右下がり、支持線が右上がりになり、三角形が形成される事があり、これを保ち合いといいます。保ち合いでは、トレンドの収束付近で急上昇か急降下が起こるので注意が必要です。

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