経済指標を知ろう(7)
・ADP雇用統計

重要度・・・やや大
発表日・・・雇用統計発表の2日前
発表機関・・・ADP社
ADP雇用統計は民間が算出した雇用統計です。民間大手給与計算会社であるADP社が、4000万陰の給与データをもとに算出したものです。雇用統計の2日前に発表されるものであり、雇用統計の非農業部門雇用者数の先行しようになるとして重要視されています。ただし、ADP雇用統計には政府機関の雇用が含まれていない為、雇用統計との相関性は少し疑うべきところがあります。 しかし、注目度は年々高まっており、発表の前後で相場が動く事もしばしばです。注目度・市場影響度ともに高く、取引の有力材料となります。
ポイント
種類
・景気先行指数
重要度・・・中
発表日・・・毎月20日ごろ
発表機関・・・コンファレンスボード
景気先行指数は、景気後退の予測ツールです。株価、週平均労働時間、新規失業保険申請件数、ミシガン大消費者信頼感指数などの10個の経済指標を合成してインデックス化した指標です。 一般的に、3ヶ月連続で低下していたときには景気の後退期であると判断する事ができ、景気後退の予測ツールとして重要な指標です。景気が後退している局面では、見逃せない重要な指標となります。 市場影響度にはムラがあるものの、大きな変動の原因となる事もあるため、注目すべき指標です。
・新規失業保険申請件数
重要度・・・やや小
発表日・・・毎週木曜日
発表機関・・・労働省雇用訓練局
新規失業保険申請件数は、全米において失業者が新規に失業保険の給付を先制した件数です。多くの経済指標と違い、毎週発表されている為、速報性に優れた新鮮な指標です。 雇用統計の先行指標でありますが、季節や天候の影響も受けやすいため注意が必要です。 指標の意味を考えれば分りますが、新規に失業保険を申請する人が増えるという事は、失業者の増加を意味しているということであり、ここから雇用統計にも影響を与えるであろうことが分ると思います。 毎週発表される為、その頻度から注目度は低くなり勝ちですが、景気後退の局面では注目が集まる傾向があります。単体では取引材料として使えない指標ですが、雇用統計発表の直前などは市場の影響度も大きくなります。
・NY連銀製造業景況指数
重要度・・・中
発表日・・・毎月15日
発表機関・・・NY連銀
NY連銀製造業景況指数は、フィラデルフィア連銀製造業景況指数の数日前にでる指標であり、ニューヨーク地区の製造業の景況感をあらわすものです。フィラデルフィア連銀製造業景況指数と類似の調査であり、こちらのほうが歴史は浅いです。 この指標の使い道は、ISM製造業景況指数やフィラデルフィア連銀製造業景況指数を予測する為の先行指数として注目されます。 単体では取引材料となりにくく、相場が動くきっかけとして利用するといいでしょう。 これらのほかにもいくつもの経済指標がありますが、まずは重要度の高いものから理解し、使えるようになっていきましょう。その後で、細々とした指標も、重要な指標の予測材料などとして使えるようになっていけば、ファンダメンタルズ分析は次第に上達して行く事でしょう。

■スキャルピングトレード(1)(要約)= FXの取引スタイルには短期売買と中長期売買とがあり、短期売買にはスキャルピングとデイトレードがあります。デイトレードは数分~1日での取引となりますが、それをさらに短くしたものがスキャルピングであり、数秒~数分での取り引きとなります。 スキャルピングはわずかな値動きからわずかな利益を取っていく手法であり、数pips~10pipsくらいの利益を目標としてトレードをします。そのため、利益をだしていくためにはハイレバレッジをかけなければなりません。そして、取引の回数を積み重ねて行く事で、儲けを出していくのです。 ハイレバレッジである為、ポジションを持った後に相場が逆の値動きをしたならば、反射神経的決断力で損切りをしなければなりません。スキャルピングは瞬発力が必要なトレードなのです。

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