経済指標を知ろう(6)
・消費者信頼感指数

重要度・・・中
発表日・・・毎月最終火曜日
発表機関・・・コンファレンスボード
消費者信頼感指数は、消費者に対して「現在」と「6ヶ月後」の景況感のアンケートをとることによって、個人消費の動向を把握するための指標です。「現在」は経済と雇用、「6ヵ月後」は経済と雇用と所得となっています。 調査対処となるのは全米で無作為に選んだ5000人の消費者であるため、消費者の生の声をベースにしているデータとなります。5000人という人数はミシガン代消費者信頼感指数よりかなり多い人数である為市場予想値との乖離の比較的少なく信頼性が高い指標とされています。 発表時の相場でどのようなテーマに注目が集まっているかによって影響力にムラがあるものの、注目に値する指標といえます。
ポイント
種類
・ミシガン代消費者信頼感指数
重要度・・・中
発表日・・・速報値は第二もしくは第三金曜日、確報値は最終金曜日
発表機関・・・ミシガン大学
この指標は、ミシガン大学社会調査研究所の消費者マインドに関するアンケート結果を元に出された指標です。アンケートの対象者は全米隔週で無作為に選ばれた消費者達であり、即方位では300人、確報値では500人を対象として行われます。景気先行指数の一つとなります。 1996年の調査結果を100として、それと相対的にどうなっているかで判断する事ができます。消費者信頼感指数よりも調査の対象者が少ない為、市場予想値とのブレが起こりやすくなっています。 発表機関は公的機関ではなく大学であるものの、影響力は意外に大きく、特に速報値の影響は見逃せません。
・貿易収支
重要度・・・中
発表日・・・毎月10日ごろ
発表機関・・・商務省センサス局
貿易収支は政府と民間の輸出額から輸入額を引いたものであり、経常収支の悪化度を知る事ができる指標です。相手国別に収支が発表されるようになっています。近年では対中国の貿易赤字が拡大している事が問題視されています。 経済において問題視される「双子の赤字」」は財政収支と経常収支が同時に赤字であることを指しますが、実際のところ経常収支の赤字のほとんどは貿易収支によるものなのです。近年の対中貿易赤字は、国内の需要を中国からの輸入に頼ることで満たし、インフレを抑制するというやり方を続けてきた事の集積であると見る事もできます。 注目度はそれなりに高いものの、ムラがあるのが難点です。
・対米証券投資
重要度・・・中
発表時・・・毎月中旬
発表機関・・・財務省
対米証券投資は、海外から米国証券への投資額がいくらかを示したものです。貿易収支や経常収支の赤字額と比較する際に重要な指標となります。米国の赤字ファイナンスや世界的な資金の流れを知る事ができます。つまり、米国の貿易収支や経常収支の赤字をファイナンスできているかどうかを判断する上で重要となります。 市場卯への影響度はさほど大きくなく、単体で判断材料とすることは難しいでしょうし、相場の変動に大きく影響する事も考えにくいです。

■経済指標を知ろう(7)(要約)= ADP雇用統計は民間で算出された雇用統計であり、労働省から発表される雇用統計の2日前に発表される事から、雇用統計の先行指標として利用されます。雇用統計といえばあらゆる経済指標の中でも最も重要なものですから、それに伴ってADP雇用統計も重要となります。 景気先行指数は景気後退の兆しをキャッチする為のツールです。この指標によって3ヶ月に渡って退化した場合、景気の後退期であることが判断できます。 新規失業保険申請件数は、新規に失業保険の給付が申請された件数です。つまり、失業者の増加の度合いを知る事ができるため、景気後退の局面では注目度が高まります。 NY連銀製造業景況指数は、フィラデルフィア連銀製造業景況指数を予想する為の先行指数として利用される指標です。

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