経済指標を知ろう(3)
・住宅着工件数

重要度・・・中
発表日・・・毎月中旬
発表機関・・・商務省センサス局
住宅着工件数とは、新設住宅の着工件数を示すものであり、景気に大きく関連しています。これは、実際に建設が開始された新設住宅の件数を現しています。ただし、公共住宅は除外されています。一戸建て、集合住宅などの形態別に、また地域別に複数に分類されています。 天候に左右されやすい指標であるため、月次の変動が大きくなりやすいので注意が必要です。 なぜこの指標が経済に与える影響が大きいのかというと、新築が建てられたときには、入居に伴って家具や家電製品の購入といった、個人消費に大きな影響をあたえるからです。そのため景気の動向と深い関係を持っており、金融政策にも大きな影響を与えます。
ポイント
種類
・建設許可件数
注目度・・・中
発表日・・・毎月中旬
発表機関・・・商務省センサス局
住宅を新設するに当たり、着工前に申請が必要な地域において、建設が許可された件数を表した指標です。着工前の状態を集計したものでありますが、申請されたもののほとんどは実際に着工される為、先行性のある指標として扱われます。 住宅着工件数、建設許可件数の2つの指標は、サブプライムローン問題以降注目度が高くなっている指標です。毎回2つセットで同時に発表される為、一定の影響力をコンスタントに保っています。相場が動くきっかけとなるので、見逃さないようにしましょう。
・新築住宅販売件数
注目度・・・中
発表日・・・毎月下旬
発表機関・・・商務省センサス局
新築住宅のうち、販売された件数を示すものです。新築には家具・家電製品の購入などの消費に大きく影響を与えるものである為、景気動向と関係が深く、先行性のある指標として重要となります。金融政策に変更があったときには、特に注目が集まります。 住宅動向系の経済指標には様々なものがありますが、「中古住宅販売件数・中古住宅販売保留」、「住宅着工件数・建設許可件数」、「新畜住宅販売件数」の3つの指標が注目度が高く、それだけに市場にも大きな影響を与えるものとして上げられます。これら3つの指標は、それぞれ単体ではなく、すべてあわせて考えると良いでしょう。
・ISM製造業景況指数
重要度・・・やや大
発表日・・・毎月第一営業日
発表機関・・・ISM
ISMとは「全米供給管理協会」のことです。ISMが製造業の購買担当役員へアンケートを実施した結果がISM製造業景況指数となります。このアンケートでは、生産・新規受注・在庫・雇用などを前月と比較した上で「良い」、「同じ」、「悪い」の3択で回答するようになっています。アンケート結果をインデックス化したうえで加重平均化した総合指数になります。50%の地点を景気後退と景気拡大の分岐点としてみる事ができます。 この指標は古くから発表されてきたもので、他の指標と比べても歴史の古い指標で、さらに発表の時期が早い事から、高い注目を集めています。毎月第一営業日に発表されますが、それと同時に前回の発表の修正分も発表されます。 数ある重要指標の中でも特に重要度の高い指標であり、見逃さないようにしたいものです。

■経済指標を知ろう(4)(要約)= 経済指標には様々なものがありますが、程度の大小はあれ、すべて市場に影響を与えています。 ISM非製造業景況指数は、非製造業の景気動向を示す指標であり、同じくISMが発表しているISM製造業景況指数と同じくらいに重要な指数です。製造業指数に比べれば歴史は浅いものの、注目度・影響度ともに増加している指標で、目が離せません。 フィラデルフィア連銀製造業景況指数は、フィラデルフィア地区における製造業の景況感を表す指標です。 鉱工業生産は鉱工業部門の生産動向を示す指標であり、製造業部門の生産性を示す重要な指数となっており、GDPとの相関性が高く注目を集めています。 耐久在住流は機会設備投資の先行指標であり、マイ対の変動幅と市場予想とのずれが大きい為、注意してみておきたい指標です。

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