損切りと利益確定
・FXの王道となる原則は「損小利大の原則」です。

この意味は読んで字の如く「損は最小限にとどめておき、利益を大きく伸ばす」という意味です。
たとえば、1万円の損失であっても、それが2万円、3万円、5万円と損失が拡大していかないうちに1万円で損切りしておくのです。
1万円の損切りが3回続いても、1回の「利大」によって10万円の儲けが出たならば、1勝3敗でも儲けはプラス7万円になります。
負けがどれだけ多くてもトータルでプラスになればいいのです。そのためには、損切りが如何に大切かということです。
理論的には損切りの大切さが分った人でも、実際に損切りを実践するのは大変な事です。多くの人が損切りをしないことによって何度か痛い目を見て、始めて覚醒するものです。
何故かといえば、それは人間の心理の問題です。人間は利益が出たときには、どうしてもそれを確定したくなり、損失が出たときにはそれを認めず、確実性のない考えの下価格が戻ってくることを待ちたくなるのです。
これでは資金管理が出来ているとはいえません。
損切りと資金管理が出来なければ、FXの世界で生き抜いて行く事は100%無理であるといっても過言ではありません。
損切りのルールを自分で定めておき、その価格まで値下がりしたならば機械的に損切りをするというのが鉄則であり、それが出来ない人は必ず失敗します。
損切りを確実に行っていくためには、方法は一つしかありません
・それは、ポジションを持った瞬間に逆指値注文を出しておき
損失を限定してしまうという事です。例えば、ドル/円のポジションを1ドル100円で持ったならば、その瞬間に99円で損切りの逆指値注文を出してしまうということです。
これが最も間違いの無い方法です。
ではストップ注文はどこにつければいいかという疑問ですが、この疑問に定まった答えはありません。テクニカル分析をいくらしても、それが100%上手くいくという保証はありません。
損切りが裏目に出たように見える事もありますが、それは想定以上のロスを出さなかったと認識すべきです。最もいいのは、自分の資金と照らし合わせて考えたときに、耐えられる損失の額から決めるということでしょう。
資金管理は損小利大と同じくらい大切なものです。
自分は今どれくらいのポジションを持っていて、あとどれだけ持つことが出来るのか。複数のポジションの損益の合計はいくらか。自分の資金力では、1回にどれくらいの損失まで耐えることができ、あと何回リスクを取る事ができるのか。
こういったことを明確に認識しておくのが資金管理です。これをうまくやって行く事によって、始めてコンスタントに儲けを出して行く事が出来るようになります。
損小利大と資金管理がしっかりと出来るようになったら、自分なりのポジションを持つタイミングや利益確定のポイントなどを決めていくといいでしょう。
そして自分なりに定めたやり方に日々微調整を加えていき、磨きをかけていきましょう。

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