損切り幅の目安
・レバレッジをかけるときにはストップロスが非常に大切になりますが

ストップロスの幅はどれくらいがいいか疑問に思うところでしょう。これは取引スタイルやレバレッジの倍数によっても変わってくるところですが、短期投資の場合のストップロスの幅では、1回の取引のロスを2%とするといいと思います。 例えばドル/円の通過ペアを、1ドルあたり100円で1万通貨買ったとします。この時のレバレッジの倍数別のストップロスの幅の目安は、
レバレッジ1倍・・・100万円×2%÷10000通貨=2円
レバレッジ5倍・・・100万円×2%÷50000通貨=0.4円
レバレッジ20倍・・・100万円×2%÷200000通貨=0.1円
となります。
ストップロスを入れる際には、サポートラインよりも下に入れるのが基本です。サポートラインを下抜けたときには急降下が見られますので、それに呑まれないようにするためです。 同様に、資金100万円の口座でレバレッジの違いによって、利益質と損失率がいかほどになるかを見ていきましょう。それをみることで、レバレッジが高いほどストップロスが重要という事の意味が分る事と思います。
仮にドル/円の通貨ペアで
・1ドル=100円でポジションを持ったところ、1ドル=105円になったときには
100万円口座で1倍のレバレッジをかけ、1万ドルを購入していた場合には、自己資金は100万円から105万円に増えて利益率は5%。 100万円口座で5倍のレバレッジをかけ、5万ドルを購入していた場合には、自己資金は100万円から125万円に増えて利益率は25%。 100万円口座で20倍のレバレッジをかけ、20万ドルを購入していた場合には、自己資金は100万円から200万円に増えて利益率は100%。
となる事が分ります。同様に、このポジションが95円に値下がりをしていた場合には、 100万円口座で1倍のレバレッジをかけ、1万ドルを購入していた場合には、自己資金は100万円から95万円に減って損失率は5%。 100万円口座で5倍のレバレッジをかけ、5万ドルを購入していた場合には、自己資金は100万円から75万円に減って損失率は25%。 100万円口座で20倍のレバレッジをかけ、20万ドルを購入していた場合には、自己資金は100万円から0円に減って損失率は100%。 つまりレバレッジ20倍のときには損失率が100%となり、強制ロスカットとなるということです。このことから、レバレッジが高かったときこそストップロスを狭くする事が大切である事が分ると思います。中長期投資のときにも、たとえ右肩上がりの長期トレンドが出ていたとしてもストップロスはかけるべきです。
ストップロスの幅の目安は、レバレッジ5倍ならば2~3%、10倍ならば0.5~1%、20倍ならば0.2~0.3%が目安となります。 また、売りの場合も買いの場合も、通貨ペアの売りと買いが逆であるだけなので、為替では売りと買いで全く同じ考え方をすることが大切です。よく、買いのポジションのときにのみストップロスを入れる人がいますが、売りのポジションでも確実にストップロスを入れていかなければなりません。
相場というものは、何かの拍子に急上昇、急降下をするものです。それに備えてストップロスは確実に入れていきましょう。 もちろん、通貨ペアによってそれぞれ特有の動きを持っています。したがって、自分の得意な通貨ペアを作っておくと有利になります。そのため、様々な種類のペアで取引をするよりも、得意なペアに絞って相場観を磨いて行く事が大切です。

■投資とメンタル(要約)= 投資の世界で生き残っていくためには、健全なメンタルが要求されます。メンタルが弱ければ確実に脱落する事となります。そのため、精神的には常に余裕を持って相場に臨みたいものです。 精神的に余裕が無いと判断される状況には、勝とうとして意気込みすぎる事、待つ事ができないこと、感情をコントロールできない事が挙げられます。勝とうと意気込みすぎれば勝ちに急ぎすぎる焦りから判断を誤り勝ちとなり、待つ事ができなければ適切なタイミングでポジションを取る事が出来ず、感情のコントロールができないことは勝ちによって慢心を生んだり負けによってヤケを生んだりしてしまいます。 一呼吸おいて、落ち着いた状態で、一歩下がって全体を見てみましょう。必ず見えてくるものがあるはずです。

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