よくニュースで「円安のおかげで輸出が好調」とか、「円高による影響で利益が下がりました」など見かけますよね。
日本は貿易輸出国なのでこの円安円高というのは身近なものなのですが、実は意外にもよく知らないっていう人は多いです。
ですがこれからFXで資産運用するのならば、この通貨単体の強弱についてどういうものかを理解しておかなければなりません。
円安円高は円の強弱についての状態
この円安円高というのは今の円が強いのか弱いのかを表す状態のことです。
インフレを目指す日銀の金融緩和政策により円が増えるとなれば1円自体の価値が薄まるので円が弱くなったり、日本のGDPが大きく伸びたりして日本円への信頼が高まり円が強くなったり、様々な要因で円の強弱は変動していきます。
円安になれば外貨に対して弱くなるので輸出で受け取る利益を増やすことができたり、円高になれば外貨に対して強くなるのでより多くの商品を買うことができたり、日本で円の強弱が重要視されるのは島国という特性から貿易が盛んな国だからです。
とはいえ、外国からの輸入品を販売している輸入品店で働いてる人や、日本で生産したものを海外で販売している人にとっては身近ではあるかもしれませんが、直接的な関係の無い会社などで働いているとあまり見聞きしませんよね。
ですがFXで資産運用するのであれば、この通貨の強弱は利益を得るために大事なポイントです。
経済指標で通貨の状態を見る
さて、突然ですがここで問題です。
1ドル=100円から1ドル=105円にドル円の価格が変動しました。さて、今の円の状態は円安円高、どちらでしょうか?答えは「わからない」というのが正解です。このように価格変動だけでは円安円高というのはわからないのです。
それもそのはず。ドルと円がペアになっているドル円の価格は、円安・円高・ドル安・ドル高、この4つが組み合わさって変動していくからです。
円が弱くなっているからドル円が上がっているのか、ドルが強くなっているからドル円が上がっているのか、これは経済指標(ファンダメンタルズ)を見ないとわかりません。
将来的に円安になってドル円が上がると予測したとしても、円安以上にドル安になってしまうとドル円は下がっていきます。逆に円高だと予測しても同じくらいドル高になれば、価格の推移はジグザグの横ばいになっていきます。
こういった予測の精度を高める上で、取引しようとしているの二つの通貨の強弱を経済指標を読み解きながら測るのです。
スキャルピングやデイトレードなどの短期売買であれば気にせずに済む面もありますが、長期の保有で投資しようとするならば通貨の強弱には必ず着目するようにしましょう。

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